ニューロダイバーシティアワード2024受賞結果
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ニューロダイバーシティへの理解を促し、ひとりひとりがそれぞれの場所で各々の「ちから」を発揮できる社会の構築を目指します。その活動の一環として第1回ニューロダイバーシティアワードを開催します。
ニューロダイバーシティの普及は、新たな創造性を引き出し、社会全体の発展に繋げることができます。本アワードを通じて、既に顕著な功績を挙げているテクノロジー、プロダクト、ソーシャルアクションなどを讃え、ニューロダイバーシティに対する理解をさらに深めるとともに、社会における多様性と包摂性を推進するための新しい道を切り開くことを目指します。
学生、研究者、企業など、幅広い参加者からの応募をお待ちしております。
ニューロダイバーシティについて
「生きづらさ」を抱えている人が多くいます。
どうにも人とうまく付き合えず、どうにも社会と折り合いがつかず、居場所がなく、苦しんでいます。
そこには脳の多様性が背景にあることが明らかになってきました。そして、十分に「ちから」を発揮できず、様々な場面で困難に直面してしまうと、発達「障害」とされ、個人の特性が問題かのように捉えられることが多くあります。
しかし、人々が抱える「生きづらさ」は、個人の特性と環境の相互作用によって生じるものです。世紀の大発明をした天才たちの多くは、定型とは違う脳であったとも言われています。例えば、有名な起業家であるイーロン・マスクも自身がアスペルガー症候群(*2013年のアメリカ精神医学会の診断基準DSM-5の発表以降、自閉スペクトラム症:ASDとしてまとめて表現されている)であることを公表しています。また映画監督であるスティーブン・スピルバーグ監督は、ディスレクシアと呼ばれる学習障害と診断されたことを公表しており、他にも自閉スペクトラム症も併発しているとも言われています。しかし彼らは自身の特性を活かせる環境に身を置くことで、発達障害という特性が「強み」となっています。全く同一の特性を持っている人が、環境次第でカリスマ経営者になったり、就業に困難を抱えたりすることがあります。
私たちは、個人の特性を尊重し、適切な環境を整えることで、「障害」「生きづらい」とされていたものを「強み」「生きやすい」に変えることができると考えます。人間の脳や神経はとても多様です。これを「ニューロダイバーシティ」と呼びます。私たちは誰もが独自の特徴を持っています。ニューロダイバーシティの概念は私たちみんなに当てはまります。環境との兼ね合いで、ある一定の閾値を超えた人が「障害」や「病気」というラベルをはられます。障害と健常、病気と健康がはっきり分かれるわけではなく、そこは地続きです。だから障害や病気と言われていなくても、先天的に現代社会に生きづらさを感じる人もいます。環境に恵まれず社会不適合を起こし、精神疾患等を発症する人もいます。ニューロダイバーシティは、発達障害の特徴を持つ人だけでなく、あらゆる人が自分らしく豊かに生きていく上で重要な考えなのです。
私たちは、ニューロダイバーシティへの理解を促し、ひとりひとりがそれぞれの場所で各々の「ちから」を発揮できる社会の構築を目指して活動していきます。
Neurodiversity Awards 2024
● 募 集 部 門 ●
研究開発部門
ニューロダイバーシティに関連する先端的な研究や技術を募集します。(応募者は、研究概要、目的、方法、及び期待される成果等について記述してください。)
社会実装部門
ニューロダイバーシティに関する技術やプロダクト、イベントを実際に社会に実装し、具体的な成果を上げているプロジェクトを募集します。(応募者は、プロジェクトの目的、概要、成果、インパクト等について説明してください。)
企画部門
ニューロダイバーシティの普及啓発に役立つ企画、イベント、研究、プロダクト、イベントのアイデアを募集します。(応募者は、企画の内容、目標、実施方法、及び期待されるインパクト等について述べてください。)
● 審 査 基 準 ●
以下の3つの要素に基づき、審査を行います。
● 応 募 資 格 ●
・本アワードは、学生、研究者、学校、企業、行政、公益財団法人など、ニューロダイバーシティに関心のあるすべての個人および団体が応募できます。
・自薦・他薦は問いません。
● 応 募 方 法 ●
・応募はオンラインで受け付けます。応募フォームに必要事項を記入し、作品の説明や関連資料を添付してください。
・応募締め切りは【2024年9月29日(日)】です。
・下記応募フォームより必要な情報をご提出ください。
・応募タイトル
・概要(500文字程度)
※目的、概要、成果、インパクトなど自由に記載ください
・関連URL(Website, レポート、動画など)
・添付資料 <任意>
・企業/団体名
・担当者名
・担当者メールアドレス
添付資料について
※1ファイルあたり5MBまで
※ファイルを添付できない場合はinfo@neurodiversityawards.org までメールでお送りください
【更新】応募を締め切りました!たくさんのご応募ありがとうございました。
受賞結果は、2024年10月12日(土)に開催されるニューロダイバーシティアワード表彰式、
および同日に本WEBサイトにて発表いたします。
● スケジュール ●
◎ 応募締切 2024年9月29日(日)
◎ 審査会 2024年10月上旬
◎ 表彰式 2024年10月12日(土)
表 彰 式
表彰式は、2024年10月12日(土)に東京ポートシティ竹芝 オフィスタワーで開催されます。
日時:2024年10月12日(土) 14:30-15:00
場所:東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー
(〒105-7590 東京都港区海岸1丁目7−1)
※「ちょっと先のおもしろい未来(略称:ちょもろー)2024」内で開催
審 査 員
(敬称略・五十音順)
石川 准
(静岡県立大学名誉教授/有限会社エクストラ取締役社長/障害学会会長)
伊藤 穰一
(株式会社デジタルガレージ共同創業者取締役/学校法人千葉工業大学学長/Neurodiversity School in Tokyo 共同創立者)
稲見 昌彦
(東京大学総長特任補佐/先端科学技術研究センター副所長・教授)
季里
(アーティスト/女子美術大学アート・デザイン表現学科メディア表現領域教授)
黒川 清
(東京大学・政策研究大学院大学名誉教授/東海大学特別栄誉教授/日本医療政策機構終身名誉チェアマン)
藤井 直敬
(株式会社ハコスコ取締役CTO/医学博士・脳科学者/ブレインテックコンソーシアム代表理事)
その他 注意事項
◎ 個人情報の使用について
ニューロダイバーシティアワード応募者から提供された企業情報、個人情報については、アワード事業の遂行に必要とされる範囲に限り、主催・共催・関係団体が使用できるものとします。行政機関等から特定の応募者の個人情報について開示請求があった場合、請求に応じる場合があります。
◎ 表彰式当日の写真撮影について
表彰式当日の記録写真及び動画は、主催・開催協力・後援団体の業務(ホームページやパンフレット等への掲載を含む)に使用させていただく場合があります。当日は、新聞やテレビ、インターネットサイトなどの取材が入り開催の様子が報道されることがあります。
◎ 応募作品、受賞作品についての情報等の使用について
・応募者から提供された応募作品に関する情報(画像、動画含む)の産業財産権、著作権等の知的財産権は、それぞれの提供者に帰属するものとします。
・応募者から提供された作品・作品に関する情報については、公式ウェブサイトへの掲載、その他主催・共催が行う広報活動や関連イベントにて必要とされる範囲に限り、主催・共催がその情報を使用できることとします。
事務局
お問い合わせ先
ニューロダイバーシティプロジェクト事務局
E mail: info <アット> neuro-diversity.world